1970年劇団あすなろ結成。東京公演を中心に地方巡回公演(小学・中学・高校・一般)を3班編成で盛大に活動を展開する。平成六年(94)田中千禾夫作「時間という汽車」大阪文化祭推奨賞受賞、平成七年(95)加東大介作「南の島に雪が降る」厚生省推奨文化財指定授受受賞。平成九年(97)頃からバブル現象と少子化の影響で流公演数の激減。平成12年9月劇団翌檜座と改名。小劇場での公演活動を展開今に至っている。
私たちの若い頃は、教本はスタニスラフスキイの俳優修業の解明だった。他に、俳優と劇場の論理、俳優の仕事、俳優の創造等を教材として(実技を産学)として演技訓練を懸命に励み努力したものです。現在の志望者も夢と希望をもって演技の習得に専念しているが、多くの若者は感性に頼り論理性を好まないようである。感性も大切だが、単純な楽しみだけを求める傾向が・・・。マスコミに出演したい、すれば楽しいだろうという思い抱く反面、舞台俳優の仕事はつらいからということになるのだろうか?・・・。舞台も映像の世界も俳優としての能力が要求される実力の場である。創造者としての厳しさを体験することから、その人自身の、又、俳優としての発見と才能が磨き上げられてゆくのではないか、と深く感じる。

創設者 山村晋平

劇団翌檜座公式ホームページ